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2009年4月の投稿

意識の進化論

今年は、ダーウィン誕生から200年、そして『種の起源』発行から150年だそうですねflair

世界中でいろいろと関連するイベントが催されているようです。

そんな中、進化論にまつわる話がNature(Essay)に出てました。

"Can evolution explain how minds work?"
(心の働きは進化で説明できるか?)

中身に書いてあることは、僕の期待してたことと若干違って、進化の系図で近い動物種どうしでは機能も近いと考えるアプローチは正しいのか、とか、そんな感じでした。一見、人間味のある行動をしていたり、高度な認知活動を行っているように見えても、実際はそうでない場合があるようです。

あるサルが課題をやっているとき、報酬にキュウリをもらっていて、隣のサルが同じ課題をブドウをもらいながらやっているのを見ると、課題をやらなくなります。
これを見て、実験者は『このサルは不公平だということを感じている、公平であるべきという感情を持っている』と考えました。
しかし、後に空のケージにブドウが入っているのを見たときも、サルは課題を放棄しました。

つまり、不公平だと感じたわけではなく、ただ単にブドウが欲しかったから、ゴネたらもらえると思っているだけだったのです。

進化が進み高等になっていくにつれて、連続的に発達していると考えられる部分もあります。
一方で、近い動物なのに見た目には片方がより高度な発達をしているように見えるにも関わらず、解剖学的、また実験上で課題遂行上には何ら差がないということもあり、話は単純でないようです。


僕は『意識』や『感覚』といったものが、なぜ存在しているのか、その意義があるとすればなぜ必要なのか、すごく興味があって、そのようなことを考える上で進化論的な考察はとても重要な示唆を与えてくれるだろうと思っています。

こればっかりは実験で証明することが難しいでしょうが、進化論における自然淘汰の理論を当てはめれば、大昔のある時点で、より明示的な意識を持った群と持たない群があり、何らかの理由で意識を持たない群が淘汰され、意識を持つ群が繁栄し、現在に至ったということになるでしょう。

いったいなぜ、われわれはこれほど高度に発達した意識を持つに至ったのでしょうか。そして、今後この進化はどう進んで行くのでしょうか。。

意識や認知と言われるものが取捨選択の自然淘汰により進化しているとすれば、またその選択が正しい方向であるとすれば、どのような選択を受けて現在の姿になったのか。

意識のことを考えるのはロボットが自分のプログラムを解読するのと同じですごく難しいです。ずっと持ち続けてきて、周りの人もたぶん持ってて、飼ってる犬やそこらへんにいる鳥なんかもおそらく少しは持ってて、そこら中に溢れてるのに、まるで自分の背中のホクロを探すみたいに、考えれば考えるほどむずがゆい感じがしてきます。

そんなとき、たまには、想いを長い生命の歴史へシフトして、広く大きく眺めてみるのもいいかもしれませんbud

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入学式。

新しい学校に来て、年度始めなので、ガイダンスやたくさんの事務手続きに追われていますsweat01

そんな中、7日はいよいよ入学式でした。
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京都のみやこめっせというところで、午前は学部生、午後に院生の式が行われました。

院生の参加者は少ないだろうと思っていたら、1000人は超えようかというほど多くの人がいて、驚きました。

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式では、学歌の演奏などに続き、松本総長からの式辞がありました。

松本先生はお話の中で、

『研究には人間関係がとても大事』

ということを強調されておりました。

人間関係、一見すると研究にはあまり必要ないのではないか、と思う方が多いかもしれません。

研究室にこもって、最低限の同僚とだけ付き合い、とにかくいい結果が出ればいい。そして就職に困らない程度の人脈が作れればそれでいい。

そういう考えでやっている研究者の人も多いと思います。僕も実際、何人かは知っています。

利害関係にある人、取り入る必要がある人とだけ話をして、その他のスタッフや学生に対しては全く興味を示さず、教えてあげたりもしないという人もいます。

しかし、松本先生は、『研究は、客観的な事実、データを積み上げることも大事だが、その一つ上のレベルの独創性ある研究には、人間関係が重要だ』

とおっしゃっていました。

僕も全くその通りだと思います。

今日も新入院生の交流会があり、いろんな研究科の人と話しましたが、やはり視野を広くして、いろんな分野との関わりを常に意識するのは大事だし、

いろんな人と関わることで柔軟に自分のアイデアを常にアップデートできることは、例え研究者といえども、大切なことだと思います。

単純に、コミュニケーション能力はプレゼンや人脈づくりに必要なスキルでもあるわけですが。

そして、研究していると、研究室の外の人と関わる機会が少なく、毎日同じ人と顔を突き合わせて生活することになるので、空いた時間はなるべく多くの人と関わるのがストレス解消にもいいです。

なので、少し無理して大学のアイスホッケー部に入ってみました!

新入生だけど、全員かなり年下で、少し不思議な感じですが、学生のよく行く店に連れて行ってもらったりして、楽しくやっていますrun

練習は夜中なので、翌日の実験はキツイですが…

折田先生像もアップデートされていました。

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発見。

今日は朝9時から実験が始まって、実験室を出たのが夜の10時でしたnight
実験が長引き、実に13時間も地下に潜っていました。

先生曰く、
『まだ入って4日目なのに、こんなキレイなニューロン活動が見られるなんてラッキーだねup
と。


臨床では、仕事が長引くのは、大抵何かしら失敗したり、患者が急変したり、良くないことが起きたときです。

手術で出血して止血に時間がかかったりとか。


でも、実験していると、いいカンジになったがために手放せなくて長引くということもしばしばあるようです。

もちろん、結果が出なくて焦って残業…というパターンもあるでしょうが。。


まだ先輩の実験を見てるだけで自分の実験じゃないので、あまりラッキーという感じはしませんでしたが、なんかこの違いがおもしろいな、と思いました。

きっと自分の実験が始まって記録も取るようになったら、このような状況でラッキーと思えるようになるのでしょう。


ともかく、キレイなデータが出たようなので、明日は休日ですが研究室行って解析の練習をしようと思いますcancer
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スタート!

25日に卒業式を終え、慌ただしく引っ越し準備をして、

ついに京都へ引っ越してきましたcancer

車も持って来たので、フェリーに22時間も乗りました。

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着いてからも住所変更などで役所をまわり、家具もほとんど処分してきたのでホームセンターなどをまわって揃え、毎日慌ただしく動き回っていました。

北海道はまだまだ銀世界ですが、京都は桜が満開ですcherryblossomcherryblossomまだまだ寒いですが、昼間はポカポカ陽気ですsun

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家のすぐそばに鴨川が流れていて、橋の上から見る景色がすごく素敵で、毎日学校に通うのも楽しいですhappy01すぐ近所に世界遺産の下鴨神社もあります。

*****

さて、4月1日付けでいよいよ京大の大学院生となりました。

まだまだお客さん気分が抜け切っていなくて、実感が沸きませんが、これからは本格的に研究に関わって行けるんだと思うと、身の引き締まる思いです。

今は、これからはやっと自分の興味あることに向けて思いっきり頑張れる喜び、世界最先端のことが目の前で起こっていてそれに直接関わることのできる興奮を徐々に感じて来ています。

もちろん覚えることの膨大さに不安も多々ありますが…sweat01

当面は、D2の先輩について、動物の扱いや実験のセットアップ、記録の取り方などを学び、並行して論文をしっかり読んでいくということになるようです。
少人数のラボなので、先生とも気軽にディスカッションできる環境で、きっとやる気があればたくさん吸収できるはずbud

頑張って、とりあえず1年後には1人で実験をまわせるようになりたいです。いっぱい勉強して知識をつけていかなきゃrock

これからは、やっと、このblogの主旨でもある『研究の雰囲気を伝える』ことも可能になると思います。改めて、よろしくお願いしますhappy02

P.S.

27日に発表があり、医師国家試験に無事合格しましたfuji申請に6万円以上かかるのでしばらく免許申請は保留しようと思いますが、一応医学部卒として、医療者としての自覚も忘れずに持っておきたいと思いますeyeglass

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