図書館
さて、卒試と院試まであと1週間になりました![]()
毎日図書館で缶詰状態で勉強しています。
院試は、英語と生物と面接。
面接ではきっと、志望動機とか聞かれると思うのですが、何を言えばいいのかな〜![]()
きっと1時間くらい語れば伝わると思うんですが
、短くまとめるのは難しいです。
博士課程への進学の是非についてvikingさんがblogで書いてらっしゃいました(リンク→PhD; do's and dont's)。
同じく博士課程への進学をどうしようか考えている人たちに一読おすすめします。
僕の場合、志望動機は、『知りたいことがあって、それを自分の力で解決したい』っていうだけですね。そのためのテクニックを身に付ける場が今のところ大学院以外に見つからないもので。
医学部って、特殊な場所で、他の学部と比べ、就職に困るということがほとんどありません。勤め先も、診療科も、ほとんど自由に選べます。
その上、どこに行っても、給料は良いし、バブル期を彷彿とさせるような(?)ものすごい接待や勧誘を受けます。休みが少ないという欠点はありますが。
当然、給料や接待、職の安定性etc.で圧倒的に待遇の悪い基礎研究を志望する学生はほとんどいません。
全国でも1%切るくらいじゃないでしょうか?
高校卒業のときは少なくとも偏差値が高かった人たちなのに、研究する人が少ないのはもったいない気がします。
医学部の教育は、本当に飼い殺しです。2、3年あれば覚えられることをダラダラと6年間かけてやり、考える力はどんどん失われていきます。
医者の仕事はとても尊く、素晴らしいものだと思いますが、なぜこれが理系の学生がやる仕事なのか理解できません。必要なのは数学や物理の知識よりむしろcontextを読む力であったり、英語の文献をあたる語学力であったり。高度な仕事内容は、99%、働き出してから身に付けるものです。これは、学生時代の知識より、むしろ仕事場でのコミュニケーション能力が問われるところです。一概には言えないですが、文系の学生が進むほうが適した職業だと感じます。
優秀な人材が研究のほうへ流れてくる仕組みが必要だと思います。やっぱり給料があがるしかないのかもしれないですが…
僕が初めて研究室に見学に行ったとき、そこのスタッフの人に『なんで研究やりたいの?研究者になりたいから?』と聞かれ、驚いたのを覚えています。
だって、医学部には『研究者という肩書きに憧れる』なんて風潮は全くありませんから。
他の学部では、研究も職業の一つとして選択されたり、あるいは単なる就職の手段として使われたりしている現状も後で知りました。
図書館に毎日いるので、何となく哲学の本を手に取ることがあります。
最近で一番心に残ったフレーズを紹介します。
“All science is either physics or stamp collecting”
~Ernest. Rutherford~
Tim Craneという哲学者の“The Mechanical Mind(心は機械で作れるか)“という本で引用されていた、ノーベル化学賞受賞者で原子の研究で有名なラザフォードの言葉で、『全ての科学は、物理学に還元されなければならない』の意だそうです。
物理学こそが唯一の学問であり、その他は単なるデータ収集の手段にすぎず、それぞれの分野における法則は物理学の法則から演繹的に導出され得るものである、と。
物理以外も、しっかり頭使って考えないと全然出来ないので、切手収集と言ってしまうのはいかがなものかと思いますが、ある意味では的を射た言葉だと思いました。
哲学って、中途半端では、単に問題を複雑にこねくり回して、聴衆の不安を煽り、真実からどんどん遠ざかっていってしまいます。インチキ宗教なんかいい例ですね。
でも、本当の優れた哲学者は、思想だけで真実を的確に捉えて行く。
優れた科学者は、同時に優れた哲学者です。
人間の考える力は本当にすごいと思います![]()
そういえば化学賞といえば、先のノーベル化学賞受賞者の下村さんに関するThe Japan Timesの記事で、"third japanese
researcher received novel prize in this
year"というかんじで紹介されていて、おかしいなと思ったら、物理賞の南部さんはアメリカ国籍なんですね。
たぶん記事を書いたのがアメリカ人なんでしょうが、少し寂しい気持ちになりました![]()
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