ミーティングで。

きょうは、阪大でのミーティングに参加してきました。

自分のボスと、あと数人の先生方で集まって、いろいろと意見交換をする場で、
僕も付き添いで連れて行ってもらいました。

ラボ見学や、懇親会なども参加させて頂いたのですが、先生方のお話している様子を見ていて、
やはり同世代で、気軽に相談できる同志がいるというのはとても良いことだなーと感じました。

うちのボスは、常々「良い仕事をしなさい」といいます。

自分が頑張って、良い仕事をすれば、それが評価されて人が集まり、
評価されることで人脈も広がり、また研究に打ち込む環境を得られ、
モチベーションも上がり、さらに良い成果を得られるわけで、positiveな連鎖ができます。

僕はこの世界に入ってまだ日が浅いので、研究関係で話ができるような知り合いはまだ数えるほどしかいません。

特にサルをやってる人だと、なかなか手を離せないので、出会う機会は少ない気がします。

これから、まずは自分がしっかりと仕事をして、良い評価を受けられるように頑張り、
将来的に同世代で気軽にミーティングを開けるような仲間が増えていけばいいなーと思います。

********

明日から、2泊3日で淡路島に出張です。

初めてポスターを作ったので、発表してきます。


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知らないことの幸せ。

近所の某バーガーチェーンで夕食がてら論文を読んでいたときのこと。

隣のカップルが、大きな声で話していた内容が、ちょっとおもしろかった。

♂「これ…めっちゃうまい!!ハンバーグが…」
♀「すごいジューシーやんねー!!なんかチーズもすごいリッチな感じだし…」
♂「なんか×××とか△△△とは店の雰囲気からして違うし…」
♀「こっちのなんて、お米ではさんであるよ〜やっぱ日本人だからお米すごいおいしく感じる〜」
♂「おれら今回初めて○○バーガー来たけど、大成功やな!毎日でも来たいくらいやわ〜」
♀「えーでもそんなしょっちゅう来る人なんておるん?こんなええとこ…」
♂「いやーでも、あまりにも美味さに感動して毎日来てるひともおるかもしれへんでー??」

自分はそのチェーン店には大学のころからよく行ってたし、確かにおいしいとは思うのだけれど、
少なくとも今ではそれほどまで感動することはないので、
なんか逆に自分の心の貧しさが寂しいと感じてしまい。。

僕は別に金持ちでもなければグルメでもないので、どんな国のどんな料理でも(たとえ×××のバーガーでも)うまいと言って食べられるのだけれど、
世の中には飽きるほど世界中の高級料理を食べ尽くして、1000円や2000円の料理じゃおいしいと感じられない人もいて、

そういう人たちって一見するとすごく幸せな生活を送っているようだけど、実はなかなか幸せだと感じられないわけで、
そう考えると幸せってすごく相対的なもので、閾値が低くてすぐにおいしいと感じられるほうが、グルメで何もかもケチつけながら食べるより幸せなんじゃないかなーという気がする。


**********


つい数年前、はじめて神経科学というものに触れたときは、
イメージングで脳の特定の部位の活動が高くなっているのを見るだけで感動したし、
神経細胞の1つ1つがいろんな情報を運んでいて、
さらには数式で脳の情報処理過程を表すような試みがされていたりして、

なんかまるで異国のサーカスか手品を観ているような、
自分の手の届かないところで繰り広げられるドラマに、得も言われぬ魅力を感じたものだった。

しかし現在、実際に自分がこの世界に足を踏み入れてみると、論文や研究会などで日常的に勉強できるようになり、
以前よりは少し知識も増え、
それに伴って少しずつ世界の見え方も変わって来たように思う。

他人の研究や発表に対してもまずは懐疑的な立場で考察し、
データは正しいか、コントロールは十分か、そこから得られる結論は妥当なものか、
より細かく見ようとするようになった。

そうすると、例えトップジャーナルに掲載されるような、有名な研究者の仕事でも、信頼できないものも少なからずあるわけで、
まだ何も知識がなかったあの頃に比べると、少しずつ見える景色が疑惑で楠んだ、色あせたものになってきたような気さえしてしまう。

じゃあ、何も知らないほうがよかったのか?僕は、少なくとも今は、そう思わない。

例え、無条件に光り輝く美しさではなくとも、誰にも知ることができないところへ辿り着きそれを噛み締める喜びは、幾分静かなものではあれ、遥かに充実感に満ちた感動であるはず。

スティーヴン・ホーキングの目には、夜空の星々の瞬きはどう映るのだろうか―


ここから先の感動は、誰かに与えられるのではなく、自分で創り出すしかないのかも知れない。

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「失敗」が報酬となるとき。

夜中に目が覚めたので書いてみました…

When errors are rewarding.
de Bruijn ER, de Lange FP, von Cramon DY, Ullsperger M.
J Neurosci. 2009 Sep 30;29(39):12183-6.

Journal of Neuroscience誌より。
Brief Communicationのためか、かなりCasualなタイトルです。

内容を簡単に言うと、

  • 状況によらず、とにかく「エラー」に反応する領野
  • 状況によらず、とにかく報酬を得たときに反応する領野

がそれぞれ別に存在する、ということです。

ヒトのfMRIで脳のBOLD信号を測定しつつ、簡単なコンピューターゲーム課題をさせます。

(BOLDは脳の血流の酸素化の程度の指標で、その変化はその領域の神経活動の増減に関連すると考えられています。)

ゲームの内容は、画面の上側に出現するターゲットの左右の位置と、画面の下側にある自分のカーソルの左右の位置を合わせるという単純なもので、うまくピッタリの位置に合わせられればお金がもらえるというものです。

そして、この実験では、2人のヒトが同時に実験室にやってきて、自分がトライする試行と相手のトライするのを観察する試行を交互に行うこと、そしてブロックごとに「協力条件」と「競争条件」が入れ替わることを説明されます。

別室に誘導され、お互いの姿は見えないですが、

協力条件では、もう1人の被験者が成功してくれれば自分がお金をもらえて、
競争条件では、相手が失敗してくれればお金がもらえます。

(実際にはこの説明はウソで、2人ともがコンピューター相手に同じ実験をしています。)

つまり、お金がもらえる場合は、

自分のトライで成功したとき
「競争条件」のときに相手のトライが失敗したとき

お金を損する場合は、

自分のトライで失敗したとき
「競争条件」で相手が成功したとき
「協力条件」で相手が失敗したとき

ということになります。

ここで注目すべきなのが、「競争条件」で相手が失敗したときです。
このときは、相手の「エラー」が自分の報酬に結びつくからです。

このような設定で、実際に実験中のMRIの結果を見てみると、

大脳基底核の線条体(striatum)では、とにかく自分がお金がもらえるときに強いBOLD信号の変化が見られました。
特に、「競争条件」で相手のトライを見るときには、相手が失敗するときのほうが、相手が成功するときより強いという結果が得られました。

しかし前頭皮質内側の後部(pMFC)では、どの条件でも、自分あるいは相手が「失敗」するときに強い活動が見られました。
なので、「競争条件」で相手が失敗すれば、やはり強いBOLDが見られました。

と、このように、2人の被験者を使って、相手の行動価値が競争or協力というコンテクストによって異なるという課題を行うことで、エラーそのものをコードする部位と報酬をコードする部位をそれぞれ示したというものです。

********

さて、自分はMRIのことは詳しくないですが、

結果の棒グラフを見ると、先の「競争条件で相手のエラーを見るとき」の結果以外は、全て逆転する結果(correct > error or correct < error)となっています。

ということは、もし「競争条件で相手のエラーを見るとき」の結果が信頼性が低ければ、これら2つの領野はただ単に逆の活動パターンであるというだけになるのですが、ここではp < 0.0001と強い有意差があるようです。

ただ、協力条件で相手が失敗or成功では有意差無し(p = 0.06)ということで、結果を鵜呑みにして結論付けして良いものかというのは少し気になりました。

あと、協力条件のときと競争条件のときで、失敗か成功かに限らず、BOLD信号の変化率にかなり差があるように見えます。これは何故なんだろう。縦軸の目盛りがマイナスまでとってあるので、活動が増強したといってもほとんどゼロとマイナスの変化の比較だったり。

まあそして、当然ながらこのタスクに特異的な活動を見ているだけの可能性もあり(つまり、ただ単にターゲットと自分のカーソルが「離れている」ときだけの活動を見てるかも)、別の実験でも確認される必要はあると思います。

また1試行の報酬は10セント(9〜10円)ということで、お金に余裕があるヒトはそれほど気にならない金額かもとか思ったり。被験者の収入で差が出たりするだろうか。

今までは1人でタスクを行って、エラーのときと成功のときを比較する実験しかなかったのを、2人にして2つのコンテクスト、そしてownとobservedの2条件で行ったというのがおもしろい。

きっともうどこかでやられているだろうけど、実際に電気生理でやっても同じような結果が出るだろうか。

そういうニューロンがあれば、「エラー」という情報に関して自己と他者の区別無くグローバルに表現しているという意味ではミラーニューロン的でもあるんだけど、実際にこういう状況で報酬を予測するにはやはりエラーの情報と報酬の情報という2つの要素が絶対必要なわけで、きっとある気がする。

しかしそれらの統合された認知に近い情報がやはり前頭のニューロンで表現されるとして、その表現は線条体なんかの報酬の表現とどう区別されうるのだろう。もちろんスパイクの立ち上がりのタイムラグとかはあるかもしれないけど、報酬予測は中脳レベルで表現されてるわけだし…

なんかこうやって2者あるいは2匹でやると、おもしろいことができそうですねflair

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秋。

すっかり秋ですね〜moon3

我が家にもついにオイルヒーターを導入しました。

実家でも使っているDelonghiはちょっと高い…ので、
安くてタイマーがついてる、AucSaleというところのを購入。

ついこの前の休みに市内の家電量販店に行ったら「まだ時期が早く入荷していない(←え)」と言われたので
しょうがなくAmazonで探したのですが、なんと翌日発送で、2日後に届きました。

便利な時代になったものです。

そういえば、今日、疑問に思ってたことが1つ解決されました。
ココログのサポートページより抜粋:

文章の改行を行う場合に Enter キーのみを押すと、広い行間で改行されます。
これは文章の段落を分けたいときに使うと便利です。
(html のソース的には、<p> </p> が挿入されます)
文章の改行を行う場合に、Shift キーを押しながら Enter キーを押すと狭い行間で改行されます。
ただ単に改行をする際にはこちらを利用するケースが多いようです。
(htmlのソース的には、<br /> が挿入されます)
ただ単にEnterキーを押すだけですと、たくさんの行間を空けることができません。
そのため、行間を数行空けたい時は、Shift キーを押しながら Enter キーを押して、必要な行間を確保してください。

今までは「なんで1行空いたり空かなかったりするんだろ…」と思って、どうしても空けたくないときはワードとかで作ってからコピペしたりということをしていたのですがsweat01

もういい加減1年以上も使ってるのにこんなことも知らなかったのかって感じですね。。



さて、研究のほうなんですが、まずグローバルCOEの全体リトリート(11月6-8日@淡路夢舞台国際会議場)にポスターを出します。これが自身の研究について外部で発表する初めての機会になります。とは言っても、g-coe関係の人以外はあまり来られないとは思いますが…

次に、近畿生理談話会(12月3日@阪大)で発表する予定です。こちらは口演になります。初めて参加しますが、聞いた話では若手主体で、座長とかも学生がやったりするらしいです。

自分が今年発表する予定はそれくらいです。

あと、生理研研究会「大脳皮質ー大脳基底核関連と前頭葉機能」(11月26−27日@岡崎)というのがあるらしく、関連する話が多いみたいなので聴きにいってこようかなと思っています(基底核がメインではあるようですが)。

今は、とりあえず11月のポスターを作るため、実験をしつつデータ解析、ポスター作製を進めています。

今回のポスターはおそらくニューロンのデータはあまり出さず、行動データメインのものになると思うのですが、今まで1日単位でしか見ていなかったことを今回初めて数十日分重ねてみると、いろいろなことが見えてくるのに驚きます。

ポスターも初めて作りますが、いざ自分で作っていると図の大きさとか文字のフォントとかバランスとか、くだらないことでもかなり悩んで、時間を費やしてしまうものですね。

ここ最近、実験のほうでいいデータがとれず、研究の方向性について少し悩んでいました。
8月頃には、一通り実験・記録することができるようになり、本来ならばこの時期にはニューロンデータもある程度の話はできるくらいに揃っている予定だったのですが。。

やはり相手は機械だけではないので、様々な不確定要因もあり、思ったような結果が出てこないということもありますし、

単純に自分の力不足なところもあります。

思った通りに行かないのは、研究という仕事の怖さでもあるでしょうし、
同時におもしろさでもあると思います。

今は頭であれこれ悩んでいるだけではらちがあかないので、とにかく手を動かして、実験に打ち込むことで、打開していこうと思っていますrock


秋、といえば、以前住んでいた旭川に、「春夏冬(しゅんかとう)」というラーメン屋がありました。
四川味噌で有名な店で、よく飲んだ帰りに食べたものですが、店の名前の由来はもちろん、

「あき」が来ない、という意味ですhappy01

 

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異なる感覚への注意。

Anterior cingulate cortical neuronal activity during perception of noxious thermal stimuli in monkeys.
Iwata K, Kamo H, Ogawa A, Tsuboi Y, Noma N, Mitsuhashi Y, Taira M, Koshikawa N, Kitagawa J. J Neurophysiol. 2005 Sep;94(3):1980-91. Epub 2005 May 31.

僕は基本的には視覚を使っているので、少し専門外ではあるのですが、

おもしろいなーと思ったので、紹介しておきます。2005年の論文です。

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Anterior cingurate cortex (ACC、前帯状皮質)は、大脳辺縁系の一部分です。

大脳皮質が進化的に新しく新皮質と呼ばれるのに対し、辺縁系は本能などに関係するような、進化的に古くから存在する部分であるとされています。

特に最近は、報酬とのかかわりから、注目されている領野でもあります。

さて、この研究では、熱刺激と光刺激のどちらか一方、あるいは両方が与えられます。

熱刺激のほうは、皮膚に当てたプローブの温度がある温度まであがって、その後ほんの少しだけ温度があがるというもの。

光刺激は、目の前のライトがついて、その後少し明るさが増すというもの。

いずれの条件でもその変化を感知して、ボタンを押すのですが、

ポイントなのが熱と光両方ある条件。

両方のときは熱のほうは途中の温度の変化がなく、光のほうだけ変化があります。

なので、両方のときは(もちろん光刺激のみのときもだが)、サルは光の明るさの変化だけ注意して見ればよいという戦略をとることになります。

ACCのニューロンには、熱刺激に対して反応するものがあり、熱刺激が加えられると活動が増えるタイプと減るタイプがいますが、

重要なのがFig.6で、熱刺激単独では活動が増強していたのが、熱+光のときは活動が弱くなっています。

これらの条件間では、光刺激のあるなしは違いますが、同じ熱刺激が加えられているにもかかわらず。

ここから、ACCのニューロンが機械的な感覚情報ではなく、注意に基づき、痛みを知覚するための役割を持っているという結論です。

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ACCニューロンが痛み刺激に反応すること、また注意によりmodulationを受けることはこの研究以前から示唆されており、またこのタスク自体も以前からあったもののようですが、

ニューロン活動が熱刺激の強度、そして注意の大きさ(?)に応じてはっきり変化する様子がわかるのがおもしろいですね。

試合に集中してたら痛みを感じない、とか、そういうことでしょうか。

discussionのところはあまり納得できない点がいくつか。。

increasingタイプとdepressiveタイプは、ただ活動のベクトルが逆なだけであって、機能が異なるかどうかわかんないと思うし。

そして本題。

あまりawarenessという文脈では語られていないのだけれど、そういう視点で見るとなんかおもしろい気がする。

注意によって活動が変わるという点では、べつにbinocular libaryなんかといっしょじゃん、と言う感じもするけど、

この熱刺激に対するニューロン活動っていうのは、受容野というかresponse fieldはほとんど全身であることもあったりするらしく、それなら

このニューロンがコードしてるのは、「熱い」という感覚そのものじゃないか?

もちろんそのニューロン1つが死んだからって熱さを感じなくなるわけではないけれど、

NCCとか、そういうものに近いんじゃないか?

ここまで来ると、attentionはperceptionそのものなのか?うーんtyphoon

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研究会レポート。

生理研国際研究集会
認知神経科学の先端 意識の脳内メカニズム
NIPS International Workshop for Scientific Study of Consciousness

に行ってきました。

備忘録として、口演の印象に残ったところをメモしておきます。
その後少し感想を。

(言い訳:セッションが全部英語だった&当日4時半起きでラボで仕事してから行ったのであまり寝てなかった&自分のポスターのこと考えてたため、ちゃんとフォローできてない部分が多いです。)

(言い訳その2:正直、わかんなさすぎて意識飛んでた時間も長いです。あと、インスピレーションを受けてずっと空想してて聞いてなかったとこも多いです。)

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【1日目】
1、Christof Koch
"On the Relationship between the Consciousness and Attention"

例の、4つのマトリックスの図を使って、いろんな実験をトップダウンアテンションのあるorなし、Consciousnessのあるorなしでわけて、解 説。コッホ自身の実験に関しては、「たとえnegativeでも、attentionとconsciousnessがcorrelationあるなら、別 物とは言えないのでは?」という質問があって、そのとおりだと思う。自分が発表したポスターで2つのパラメータが独立に操作可能で別の神経活動に基づくと いうパートがあって、そういうふうに独立に操作できないと難しいかも。
2、Melanie Wilke
"Thalamo-cortical interactions underlying spatial awareness and decision making"

pulvinar のinactivationでhemineglectを作る。よくあるLIPlesionのhemineglectと違って、 contralesional limbを使わない、saccade taskでipsilesionalのsaccade latencyが短縮するとか。
3、Olivia Carter
"How do neurotransmitters help decide what we see?"

5-HT(セロトニン)receptorをactivateするpsilocybinという物質をhealthy studentsに投与してdoseを変えてプラセボ群と比較とか。こんなんやっていいのか。。
4、Ryota Kanai
"Neurostructual correlates of individual difference inthe switch rate of perceptual rivaly"

human のcortical thicknessがperceptionしてくる。MRIで解析した結果からearly visual areaやparietalの相関する部分を特定して、それをtDCSで刺激してcausalityをみる。金井さん自身のblogにも記述があったが、 他のエリアとタスクの関連も気になるところ。
5、Takamitsu Yamamoto
"Cerebrospinal stimulations therapy for the treatment of vegetative state and minimally conscious state"

植物状態と定義される患者にdeep brain stimulation(DBS)を行ってコミュニケーションがとれるまで回復した。DBSはparkinson's deseaseの治療法として知られている。作用機序は基本的には血管攣縮の抑制で脳血管灌流量を増やしてarousal levelがあがるということか。こういう(臨床でない)場ではキャッチーだったが、Consciousnessの研究としては?
6、Ralph Adolphs
"The Amygdala 's Role in Consciousness of Emotions"

従来言われてきたamygdalaの役割を再検討。amygdala損傷の患者さんは、抽象的なものにsocial meaningを付加したりすることが難しい。興味はすごくあったが知恵熱と頭痛であまりフォローできず。。

【2日目】
7、Naotsugu Tsuchiya
"Neuronal activity in area MT during perceptual stabilization of ambiguous structure-from-motion"

visual illusion(左右どちらにも回転するように見えうる球体)を使って、perceptionが変化するのを実際にMTのunitをrecordingしてみる。always ambiguousとoccasionally ambiguous条件間の違い。
8、Shinya Nishida
"Psychophysical approach to the measurement of perceptual latency"

colorとmotionを同時に変えてmotionを報告させるとambiguousになる刺激で、そのタイミングをずらしてやるとクリアになるという現象。ここもあまりフォローできてないところ。。
9、Hakwan Law
"The dynamic threshold hypothesis for sensory awareness"

consciousとunconsciousはどうやって決まるか。fixなthresholdではなく、他の入力とか周囲の環境によってthresholdがdynamicに変わる。これは確かにそんな気がする。
10、Masatoshi Yoshida
"What-it-is-like of monkey with blindsight"

blindsight model monkeyを使って、forced choice taskとyes-no taskのperformanceを比較すると後者の落ちが大きい。またsaccadeのcueをswitchさせてsaccadeが成功である場合とsaccadeがfolseである場合を比較するとsaccadeしてsuccessのときだけ発火=awarenessをコード。まあ、いろいろ思うところがある(個人的なチェックポイントはluminance関連のデータが追加されてたとこ)。オーガナイザーお疲れ様でした。
11、John-Dylan Haynes
"Decoding consciousness"

題名からして、??   なんか険悪な言い合いが…
12、Ned Block
"Three theories of Consciousness"

"Global Workspace theory", "Higher Order theory", "Biological theory", "Informational thory"という4つの説を紹介。意識の3つの側面、"Specific perceptual content", "What makes a content conscious", "What makes a creature conscious"から、それぞれの説の特徴を解説。

**************

今回は国際研究会ということで口演と質問は全部英語でした。
これは完全に勉強不足で、ちゃんと聞き取れないところも多かったです。
ちゃんと予習していたらまだ良かったのかもしれませんが。。

スライドもあるし、事前に予習もできるから、口演はなんとかフォローできるかもしれないけど、
やはり海外の研究者と互角にdiscussionするには、もっと英語を勉強しなきゃな、と
改めて思いました。。

今回、久し振りにちゃんと意識について考えることができました。

ちゃんと考えて気づくのが、本当に「意識」を研究する難しさです。

全ての研究が意識にほど遠いとは思わないけど、意識を研究しているということを証明するなら、さらに厳密なコントロールをつけて、もはや疑い用の無い結果を出すしかないと思う。そういう意味で、まだまだ詰める余地は多いと思う。

あくまで個人的な意見として、illusionなどを用いた心理実験は確かに不思議で、おもしろいけど、それだけでは限界があると思う。かといって、基礎的な実験に落とし込んでいってスパイクだけ見ていたら、attentionとかと区別がつかない。切り離すパラダイムも、完成してるとは言えない。
コッホのマトリックスでは、4つに分けられていたけど、そう単純じゃない気がする。
観察されているのは、consciousnessではなく、attention + consciounessかもしれない。
そして、spikeとして検出できたattentionの部分だけを観察してるんじゃないか?

でも、意識がないとはやはり思わない。
attentionを越えたところ、機能の微妙な違いじゃなく、生々しい感覚、そしてself consciousness。
これらをどう扱っていくか…
自分としては、まずattentionをしっかりやろうと選択して、いまここにいる。
さて、どうやってここから「意識」の謎に迫っていこう。

わくわくします(* ̄ー ̄*)

さらに個人的な感想↓

研究会全体について。
前回の「動機付けと社会性のメカニズム」のときより、「堅い」かんじがしました。
名古屋の後に来た人が多いし、海外の有名研究者も来ていて、全部英語で、というのもあるのでしょうが、前回のように誰でも自由に質問していた雰囲気は消えました。
懇親会はポスターセッションを兼ねて行われたので、基本ポスターにへばりついていた僕はあまり人と交流する機会がありませんでした。ポスターを聴きにきてくれた方とは話せましたが、去年のように大勢でロッジに帰っても語り合うというのはなく。1日目、3人でロッジで飲み、少し寂しい夜を過ごしました。
まあでもしっかり研究をしてる方々は十分交流されていたと思うし、こういうの方が良いのだと思うので、しかたないですが。。昨年、テーマは意識じゃないのに、ロッジで10人以上で飲んでて「意識」とかについて熱く語りあったのがとても懐かしく、ああいう場がどこかに残されてほしいな、と感じました。

口演について。
個人的に一番「意識らしいな」と思った話は、最後のNed Blockでした。
その他の研究も、すごいと思うのですが、そもそも現在の意識研究は、本当に「意識」を研究してるのか、「意識」は本当にスパイクや行動データで観察できるのか。
機会があれば、病態失認や離人症、幻肢など症例について詳しい人の話も聞いてみたいです。

来年は、"Embodiment"がテーマだそうです。近大の村田先生と組んでやるということで、mirror neuronを中心として共感とか、いろんな話が出そうです。



さらにさらに個人的な感想↓

ポスター発表について。
今回、1日目の口演後にポスター発表がありました。
人生初のポスターです(でも自分のではない)。
始まってすぐ、1人の方が興味深そうに見にきてくれて、緊張しながら、
「あの…説明しましょうか?」
と声をかけ、
「あ、ハイ…お願いします」
と言われ、説明しました。

説明が始まると、もう3人ほど集まってきて、ドキドキしながら説明しましたが、
一通りconclusionが終わるまで皆さんいてくれて、
きちんと内容も理解してもらえたようでした。

その後どんどん質問されて、ある程度予想していたところはきちんと答え、
予想してなかったところでもなんとか答えましたが、
「こういうニューロンはどれくらいの割合でとれたの?」
とか、
「試行間での変動は?」
とか、
自分が記録していないし、そこらへんのデータはちゃんとチェックしていなかったので、
あいまいにしか答えられませんでした。。申し訳ない。。結局、英語でプレゼンする機会は無く、十数人ほどは聴きにきてくれて、最初にしてはちょうどよい練習機会になりました。

…さて、次は、自分のポスターを作らなくてはなりません。
11月に発表の機会があるので、そろそろ取りかかる時期になってきます。

データ…


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留守番。

今日から神経科学大会始まっていますね。

名古屋、行きたかったけど、実験の都合上、今年はお留守番ですdown

ラボは人がほとんどいなくて、がらんとしてます。



明日はうちのグループのポスターが出ます。

よければ是非観に行ってくださいcancer

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”Neuronal representation of visual saliency in the macaque posterior parietal cortex”

サル後頭頂葉における視覚的顕在性の表現様式

P2-o03  (http://www.myschedule.jp/neurosci2009/detail.php?kouen_id=116&sess_id=1257&strong=1

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僕は同じポスターで19日に生理研で発表します。

しかし、、学会のため練習相手がいない。。wobbly

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no title

今日は、ある作家の詩を紹介します。

これは、幼いときに可愛がっていた鳥が死んでしまったときのことを描いた詩だそうです。



「死」

命は地球より重いって言うけれど、

それはあまりに儚く、あっけなく消えてしまう


何でもない日常の、そのうちの1つ

そこで突然時が止まって、

言葉が止まって、呼吸が止まって、やがて心臓の鼓動が弱くなって

とまって。




ねえ、あのとき、少し上を向いた目は、何を見ていたの?

いつか見た外の世界の、青い空を?

大切な家族を?

二度と訪れない朝を?


薄れゆく意識のなか、何を思ったの?

最後に何を思い出した?

最後に何をしたいと思った?

最後に



次に生まれ変わるとしたら自由な世界に

そしてたくさんの家族や仲間と

たくさんの楽しい時間を



過ごしてほしい。



昨日、9月11日は、同時多発テロから8年の日でもありました。

「命」が大切にされる世の中であってほしいと願ってやみません。

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やる気。

『やる気』には2種類あると思う。


1つは、より高い場所、より多くの知識を欲し、自ずから事を始めるときの『やる気』。

これは、他者から見てとても微笑ましく、人々は純粋に応援し、時には補助し、その人が成功することを望み、また成功を予感させる。





もう1つは、暗闇の底へ転落することを恐れ、背後から追跡する者を恐れ、恐怖に駆られ逃げ出すときの『やる気』。

これは、他者から見ると必死で、悲壮感に溢れ、人々は同情し、しかし応援し、時には補助し、その人が成功することを願う。

しかし、その姿からは成功は予感されない。



*****

研究みたいに、流れが激しく、不安定な世界で生きて行くには、かなりポジティブであることが重要です。


それはもう、将来成功するオーラを感じさせるくらいに。


それが、その人の『のびしろ』になると思うのですpencil

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ポスター発表!

今日から9月ですclover

気温も、夜は半袖では少し肌寒いくらいになり、もう秋なのかな、という感じですね。

世間では、選挙やら何やら慌ただしいようですが、僕のほうは変わらず、毎日地下で実験ですshock


さて、今月は、16〜18日に神経科学大会という、日本の神経科学で一番大きな学会が名古屋で開催されます(http://www.jnss.org/neurosci2009/)。

その後、19〜20日には、岡崎の生理学研究所で、意識をテーマにした研究会が開催されます(http://www.nips.ac.jp/~myoshi/workshop2009/)。


僕自身がやっている研究はまだまだ発表できる段階にないため出せなかったのですが、これらの学会で同じグループの先輩がポスターを出す予定です。

そして、生理研の研究会のほうでは、そのポスターを僕が発表する予定ですdash


もちろん大学院に入ってから今までこういった研究会で発表をしたことはないので、これが初めてのポスター発表です。

うちは小さなグループで、同じ部屋で毎日一緒に実験していることもあり、ある程度の内容は把握しているのですが、記録部位も目的もだいぶ違うので、きちんと説明したり質問に応じたりする自信が無く、かなり不安ですsweat02

ポスター自体はとても良い内容だと思うので、迷惑をかけないようにしっかり説明しなきゃrock




もし来られる方がいらっしゃったら、お手柔らかにお願いしたいですcoldsweats01






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«報酬。